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2020年6月29日|カテゴリー「ブログ

新型コロナウイルスの影響で、私の塾でも4月の中旬から5月の初旬までオンラインで授業を行いました。

結果は

半分やってよかった。半分やってみていまいちだったなと思っています。

やってみて良かったと思う点

それは手段が増えたことです。

 今回のような緊急時はもちろん、保護者様がどうしても送迎できないときや部活などで間に合わないときにこれからも活用できると感じました。

 加えて、子どもたちの学びを止めないよう大人が責任をもって学びの場、環境を用意してあげることの大切さを改めて感じました。

やってみていまいちだったと感じる点

それは生徒の定着率があまりにも低かったことです。

 私もいつも以上に授業準備を念入りに行い、生徒たちもしっかりと聞いてくれていました。

それにもかかわらず、久しぶりに塾に来た時に問題演習をさせてみるといつもよりもはるかに定着出来ていませんでした。

この理由を自分なりに考えてみました。

オンライン授業ではどうしても双方向の対応効率は落ちてしまいますし、教師が「出来ていることや理解していることを確認する」事が物理的に難しくなってしまいます。

具体的に言えば、計算ミスをしていても間違いがそのままになってしまいます。

答え合わせをすれば済む話だ!と思いそうですが、学生の多くはこのような場合「正解ならば丸をつけ、間違っていれば答えを書く」ことしかしません。

本当に大事なことは

「なぜ間違えたのか、どうして正解では無いのか」と考え、学ぶことです。

これが自発的に出来る子はなかなかいません。

簡単な指標を示すならば偏差値60以上の子でしょうか。クラスの上位5人くらいです。

つまり私に足りなかったのは

出来ていることの確認

でした。

単に教えるだけでは成り立たない。

自分でできて(問題が解けて)はじめて理解していると言える

ということをコロナに改めて気付かされました



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