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皆さんはSTEM教育を知っていますか?
もしくは
STEAM教育を知っていますか?
Science (科学)
Technology (技術)
Engineering (工学)
Art (芸術)
Mathematics (数学)
これらの頭文字を取って
ステム教育(スティーム教育)
と言われています。
以後ステム教育とします。
このステム教育は
今後21世紀に求められる能力
としてアメリカで始まった教育方法です。
ステム教育は数学を中心とした理系科目が
並んでいます。
数学が苦手なために理系の道を
諦めてしまう人はたくさんいますが
** 数学はやればできます!!**
自分で考え
自分で学び
自分で理解する
これはステム教育の目的でもあり
私の掲げる目標でもあります。
数学は学ぶよりも
理解する事が大切です。
そしてさらに
演習すること
がさらに大切です。
塾として
生徒の成績を上げることはもちろんですが
それのみにとらわれるのではなく
その先の長い人生において
塾での活動が少しでもプラスになるよう
様々な面から指導していきたい
と思っています
新型コロナウイルスの影響で、私の塾でも4月の中旬から5月の初旬までオンラインで授業を行いました。
結果は
半分やってよかった。半分やってみていまいちだったなと思っています。
やってみて良かったと思う点
それは手段が増えたことです。
今回のような緊急時はもちろん、保護者様がどうしても送迎できないときや部活などで間に合わないときにこれからも活用できると感じました。
加えて、子どもたちの学びを止めないよう大人が責任をもって学びの場、環境を用意してあげることの大切さを改めて感じました。
やってみていまいちだったと感じる点
それは生徒の定着率があまりにも低かったことです。
私もいつも以上に授業準備を念入りに行い、生徒たちもしっかりと聞いてくれていました。
それにもかかわらず、久しぶりに塾に来た時に問題演習をさせてみるといつもよりもはるかに定着出来ていませんでした。
この理由を自分なりに考えてみました。
オンライン授業ではどうしても双方向の対応効率は落ちてしまいますし、教師が「出来ていることや理解していることを確認する」事が物理的に難しくなってしまいます。
具体的に言えば、計算ミスをしていても間違いがそのままになってしまいます。
答え合わせをすれば済む話だ!と思いそうですが、学生の多くはこのような場合「正解ならば丸をつけ、間違っていれば答えを書く」ことしかしません。
本当に大事なことは
「なぜ間違えたのか、どうして正解では無いのか」と考え、学ぶことです。
これが自発的に出来る子はなかなかいません。
簡単な指標を示すならば偏差値60以上の子でしょうか。クラスの上位5人くらいです。
つまり私に足りなかったのは
出来ていることの確認
でした。
単に教えるだけでは成り立たない。
自分でできて(問題が解けて)はじめて理解していると言える
ということをコロナに改めて気付かされました
勉強
出来るようになりたいですよね。現代ではどの国でもある程度等しく教育が受けられる世界ですが、その中で勉強が出来る、出来ないといった勉強格差はどうしても発生してしまいます。
ではどうすれば勉強が出来るようになるのか、逆にどのような子が勉強を苦手としているのかという事について塾講師13年目の私なりの考えをお話します。
それはズバリ
整理整頓が出来るかどうか
です。
全然勉強に関係ないじゃん!と思われそうですが、整理整頓は何が必要で何が不必要かを判断して、選別することをしなければなりません。そして必要なものをさらに区分けしてまとめねばなりません。
勉強においてこれは非常に重要です。
授業中や自分の勉強中に本当に必要な情報を必要だと判断し、しっかりキャッチする。そしてその情報を分類して整理してまとめる力が勉強ができるためには必要です。
これは私の経験上の話ですが、カバンの中がプリントでぐちゃぐちゃになっていてゴミ箱のようになっている子や部屋の勉強机に教科書が山積みになっている子は勉強が苦手(嫌い)な子が多いです。逆に「〇〇のプリント出して」と言ってスっと出てくる子は成績が良い傾向にあります。
何がどこにあるか分かりやすく自分でまとめられている何よりの証拠です。
まずは自分のカバンの中身の整理整頓から始めてみてはどうでしょう?
特に理科は暗記科目のように思われがちですが、入試問題を分析すると「自分の知識に加えて、情報を読み取って考えて解く問題」が約3倍に増えています。( 2017年23% → 2019年76% )
次いで、数学・英語です。
この情報を正確に読み取って解く問題は基本的に難しいので、このような問題が増えてくると、平均点は下がります。平均点が下がる理由は、パターン理解では対応できないから、読解力不足であるからだと考えます。
普通はここまで問題の傾向が変わると、生徒はかなり戸惑うと思います。一般的な塾では愛媛県の過去問を何年も前まで遡ってやるところが多いようですが当塾は愛媛県の過去問よりも他県の新傾向の問題を重視して授業で解説していたため、生徒はパニックにならずいつも通り力を発揮することができました。
時代、流れを読んでそれに合った教育をすることの大切さ、国語の授業の大切さを改めて感じました。